通信制高校に入学を考えている中学生や保護者の方の中には通信制高校の中でどうやって友達を作るのか、友達は作れるのか?そもそも友達は作らないといけないのか?と不安を抱えている方も多いかと思います。
そんな不安を解消するために「通信制高校での友達の作り方」をご紹介します。
結論!通信制高校でも友達は作れます
通信制高校は中学を卒業して入学してくる人もいれば、全日制の高校に入学をしたけど進級できなかった人、人間関係が原因で不登校となり転入してくる人、他の高校を退学してから編入してくる人など、個人の事情によって年齢も境遇も違えば、入学時期も様々です。
それぞれがいろんな経験を経て通信制高校を選択してきているため、ある程度の距離感を意識して接してくれる人が多いのも確かです。同じ境遇を経験したからこそ分かりあえる安心感から共感し合えるため、結果、友達を作りやすい環境とも言えます。
友達をつくるきっかけ
いくら友達を作りやすい環境とはいっても、やはり「友達が作れるか?」と不安に思っている人にとってきっかけやタイミングは気になるところでしょう。
次に通信制高校で友達をつくるタイミングときっかけについてご紹介します。
① スクーリング
スクーリングは卒業要件の1つにもなっているため全員参加が必須です。スクーリングの回数は年数回のところもあれば、月に数回など、頻度も時期も学校によってまちまちです。宿泊を伴う場合もあるため、一緒に過ごす時間が多くなるので友達ができやすい環境と言えます。また、学校側も、スクーリングを楽しく終えてほしいと考えているため、授業の中でグループワークなどを織り交ぜ、友達を作りやすい環境づくりに工夫を凝らしているので安心してください。
② 同じ授業(コース)
通信制高校の中には、通学コースやオンラインコースなど、学びのスタイルはそれぞれですが、通学コースの場合、選択している授業が同じだと顔を合わせることも多くなります。プリントを前後の席で配る、そんな小さなきっかけから徐々に話をするようになったりすることもあれば、授業中のグループワークや意見交換を行うことで話す回数が増えて友達になったりと色々です。授業回数分チャンスがあると思えば、心も軽くなるのではないでしょうか。
③ 学習室(自習室、図書室)
通信制高校によっては、学習室や図書室を設置している学校も多くあり、ここでは各自が課題に取り組んだり、授業時間外に自習をしたり、休憩をしたりするために集まっています。自分ではわからないところを質問しあったり、あるいは好きなゲームなどの趣味を通して情報交換をしているうちに自然と仲良くなるケースがほとんどです。
また、zoomやSlackなどのオンラインツールを使って気軽にコミュニケーションをとり、色んな地域の友達と仲良くなって活動をしている子もいます。
④ 学校行事やイベント
通信制高校にも学校行事やイベントがあり、集団で活動する機会も多くなるため友達と気軽に会話ができるようになります。 また、コースによっては起業コンテストやeスポーツの大会、あるいは英検など各種検定を受けたりするなどで同じ目標や目的をもって活動するため、ぐっと距離が近くなり自然と友情が芽生えてきます。これこそが学校行事や各種イベントに参加する醍醐味と言えます。開催時は是非積極的に参加しましょう。
「やりたいこと=好き」を専門的に学べる通信制高校を選ぶ
みんな同じでないとダメな全日制高校と違い、通信制高校は自分がしたいこと、やりたいことに胸を張って「やりたい」といっていい学校です。
自分に合った学校を選ぶにはまずは「自分にわがまま」になるぐらいが丁度良いと言えます。
各学校が設置しているコースや学びのスタイルを知ることで、自分に合った高校、学びの環境を手に入れると共に、友達も早く作ることができます。
例えば、マンガやイラストが好きならイラストを学べるコースがある通信制高校を選べば同じことに興味も持った友達に会える確率が高くなります。
また、登校日数の多いコースを選ぶことで友達を作るチャンスは益々増えます。
ちょっと想像してみてください。あなたが好きなことを、隣に座っている子がしていたら気になるに決まっていますし、知らないうちに目で追うものです。ほんの少しの勇気を持って最初のひと言さえ掛けられれば、一生の友達と出会えるかもしれません。