いまは昔と違って高校進学も多様な形や方法があります。
昔の固定概念に捉われず“いま”の高校進学がどうなっているのか?色々とみてみましょう。
全日制高校や定時制高校の生徒数は全体として減少傾向ですが、通信制高校(単位制高校)の生徒数は全体として増加傾向にあります。また、私立通信制高校(単位制高校)の生徒数が大きく増加していることも分かっています。
数字としては、全日制高校は4,702校で全体の84.0%、定時制高校は640校で全体の11.4%、通信制高校は257校で全体の4.6%にあたります。
実際に通う生徒の数として、全日制高校は3,012,708人で全体の91.3%、定時制高校は79,356人で全体の2.4%、通信制課程では206,948人で全体の6.3%になっています。今では高校生の12人に1人が通信制高校(単位制高校)を選択していることなります。
特に通信制高校(単位制高校)の年度間入学者数は全体として増加傾向(80,790人)にあり、公私別で見れば、私立通信制高校(単位制高校)の生徒数が大きく増加(66,711人)している一方で、公立の通信制高校の生徒数はやや減少(14,079人)してことも分かっています。
その中で通信制課程の年度途中入学者数(転入、編入)は、私立通信制の方が公立通信制よりも高い状況が続いており、令和元年度間では公立通信制が13.8%、私立通信制が32.1%となっています。
ここまで最近の高校進学における傾向を一部の数字を見てご紹介しました。もっと詳しく知りたい方は、 高等学校通信教育の現状について(文部科学省)を確認してみてください。
この様に通信制高校(単位制高校)を高校進学の一つの選択肢にする時代になっています。従来の高校は全日制高校に行くのが当然という考えでなく、自分にあった進学先を見つける、という考えで高校進学を考えてみましょう。